阿弥陀三尊来迎図を薄肉彫りに刻んだ笠塔婆で、天神山の東裾にある墓地に安置されています。鎌倉時代後期の作で、笠石を欠き、塔身のみ残されています。未成品もしくは供給地に搬出されなかったものが、この場に残されたのでしょうか。天神山の凝灰岩を石材とする石造物は、鎌倉時代後半の南北朝時代にさかんに作られ、新田郡を中心に関東各地に分布しており、中世新田荘における交易品として注目されています。